バック・トゥ・ザ・フューチャー/密室のタイムマシン デロリアン
公開は1985年。35年以上も前の映画ながら、いまだに人気のあるSF作品。
未来を描きながら、その未来は自分の生き方と直結していると教えてくれる。
シリーズは3本。デロリアン(車)を改造したタイムマシンを使って現代から未来へ、未来から現在へ、そして過去へと行ったり来たりする。
しかも、その時代ごとにずれが生じてしまい、このままでは、自分自身の存在が消えて亡くなってしまう。
時間軸が入り組んだ脚本はハラハラドキドキの連続だ。
主人公はさえない高校生のマーティ。
彼の年の離れた風変わりな友人ドクは自称天才科学者。
ドクがタイムマシンを発明し彼らは過去や未来を行き来する。
もし、マーティが現代にやって来たら、ドクのお土産にとイオニアカードを持って帰るかもしれない。
「おかえりマーティ!2020年代の未来はどうだった? ん? 君の首からぶら下げている、そのカードはいったいなんだ?」
「ドク、イオニアカードだよ」
「イオニア?」
マーティがドクの首にイオニアカードをかける。
「おおお、き、危険じゃないのか」
「大丈夫さドク。これは電力無しで空気清浄してくれるカードさ」
「な、なんだって!? マーティ、君が言っていることが本当だとすると、未来はこれで空気を!」
「……興奮し過ぎだよ、ドク。これで狭いデロリアンの中でも安心さ」
「ああ、未来はなんて素晴らしいんだ!」
狭い車内で過ごすときにはぜひ、イオニアカードを!