E.T.
名作は色あせないと言う。
今見ても『E.T.』が約40年前に公開された映画とは思わないだろう。
地球にやってきた宇宙人(E.T.)たちは、森の中で植物を採集していた。
しかし、宇宙船の存在が人間にばれてしまう。
宇宙船から離れた場所で採取をしていたE.T.は仲間に置き去りにされてしまう。
追っ手から逃げるE.T.はエリオット少年と出会い、言葉を超えた交流をしていく。
やがて、E.T.の存在を政府機関の知ることとなり……。
果たしてE.T.はどうなってしまうのか。
監督は若きスティーブン・スピルバーグ。
公開時には映画史上最大の興行収入を記録した世界的大ヒット作品だ。
E.T.はエリオット君と簡単な会話を成立させる。
宇宙船に乗り、ほかの惑星の植物を採取するんだものE.T.はきっとエリートに違いない。
いや、相当頭良いはず。
印象的なシーンがある。
E.T.が窓の外を指さし「E.T. Phone Home(故郷に電話)」と言う。
遠い星に取り残された宇宙人の切ない叫びだ。
映画の最後、E.T. は故郷に戻ることができる。
もし、今の時代、E.T.になにかお土産を渡すとすればイオニアカードがいい。
E.T.の乗る宇宙船は植物探査機だもの(花粉舞っているでしょう)。
エリオット少年がE.T.にイオニアカードを渡す。
すると、カードを手にしたE.T.が「E.T.イオニアもっとほしい」という。
そうだよね、友だちの分も欲しいよね。
E.T.の仲間たちも、地球には花粉対策をしてくれるカードがあると知ったら
「なかなか高度な技術を持った星なんだな」って一目置いてくれるかもしれない。