空気のトラブル対策にイオニアカード アントラーズのディフェンス力
スタジアムは心がざわつく。
愛する鹿島アントラーズのゲームを見に息子とスタジアムへ。
息子は選手名鑑を隅々まで読み込んでいる。
そういや私も『怪獣百科』を読んで暗記していたな。
ゼットンの体重は3万トンで出身は……宇宙。
選手名鑑に比べて『怪獣百科』はいい加減な内容だった。
だけど、毎日読み込んでデータを暗記したものだ。
基本は一緒なんだなと思う。
久しぶりのスタジアムだ。
親子で揃いのユニフォームを新調するか。
息子は大喜びし、ショップで18のユニフォームを手に取る。
「上田か……」。
やっぱり子どもはキラリと光る選手が好きなのだ。
「じゃあ、お父さんは、レオシルバか荒木か……」と悩んでいると、ふとクラブエンブレムがあしらわれたネックストラップを見つけた。
「なんだろ、これ」
「イオニアカードだよ。知らないの?」と息子が笑う。
父親が知らないことを喜ぶ年頃なのだ。という息子もウェブで見ただけで、本物は初めて見たそうだ。
「へえ、身につける空気清浄器なんだ……」
結局、息子は背番号18のユニフォームを買い、私はイオニアカードを2枚買った。
まだしばらく背番号40の小笠原のユニフォームを着ていよう。
2人でイオニアカードを首からぶら下げてスタジアムへ。
感染対策で観客は少ない。
だけど、やっぱり心がざわつく。
最高に気持ちいい。
その理由はここにいる人全員がサッカーを好きだからなんだろう。
心の中で大きな声を出して、力一杯アントラーズを応援した。
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